直流(DC)と交流(AC)の違い
身近に使用している電気には、DC(直流 Direct Current)とAC(交流Alternate Current)がある。壁のコンセントから取れる100Vの電源は、50Hzまたは60Hzの交流電源である。対して、乾電池やバッテリーやACアダプターから得られる電源は直流電源である。
ACとDCの違いを簡単に説明すると、 直流(ちょくりゅう)は:一方向にしか流れず、常に電圧が一定している 交流(こうりゅう)は:電流の流れ方が常に変わる
対応製品(例): | 対応製品(例): |
商品型番:LD27F(角型)・LD27Y(円型) | 商品品番:LDT-56C |
対応電圧:DC12V/24V兼用(直流電圧) | 対応電圧:AC100V~240V 50/60Hz兼用(交流電圧) |
消費電力:27W | 消費電力:50W |
乾電池やバッテリー ⇒ 直流
直流電源は、常に一定の電圧を維持している電源で、乾電池や蓄電池は使用するほど消耗し電圧が低下していくが、プラス方向の電圧であることは変化しない。交流電源は、一定の周期で電圧のプラスとマイナスが変化する電源となる。
例:
商品型番:WL02
対応電圧:DC12V/24V兼用(直流電圧)
消費電力:120W
家庭のコンセント ⇒ 交流
家庭内で使用している電気機器は、交流のままで使用できない場合が多く、交流を直流に変換して電源供給している。小型の電気機器に100Vは電圧過大であることも多いため、5~24V程度の小さな電圧に変換している場合もある。
例:
商品型番:YC-16T(充電式)
対応電圧:AC充電:AC100V-240V DC充電:DC12/24V
LEDパワー:16W
商品型番:LDT-150
対応電圧:AC100V~240V 50/60Hz兼用(交流電圧)
消費電力:100W
総括すると
家庭内で使用している電気のほとんどは直流であり、交流で送電される住宅では、直流に変換する際の電力ロスも大きく発生している。しかし、発電所から変電所を経て家庭に届けられる電源は交流となる。
実態から、電力会社の発電所において直流電源を作り、直流のまま家庭に送電すればロスがなくなるためは思いがちであるが、発電所から家庭まで直流で送電する方式は普及していない。電力の送電と、保護の容易さが関係している。
国内の直流送電方式で有名なものには、電気鉄道の電源がある。直流電源はモーター類の動作が良好で、低速・高速時の反応が良いため、電動機の運転がほとんどを占める電気鉄道には最適である。
業務施設や住宅に供給する電力は、電動機の運転に限った使用方法ではなく、電熱、電子機器の駆動など、数多くの用途がある。電力の汎用性が重視されるため、まだまだ交流送電が主流となる。